Oxford Reading Treeを読み終えて。
英語で本が読めるようになりたくて、いろいろなところで勧められている「多読」というものをやってみようと、「Oxford Reading Tree(以下、ORT)」というイギリスの小学校の国語(イギリスの国語はもちろん英語)の教科書として使われている本を読んでみることにした。
この本はレベルが分かれていて、僕はだいたい真ん中あたりのStage 5から始め、Stage 9までのStoriesとMore Storiesなど、合わせて84冊を大人買いした。
そして、全部読み終えたので、感想を書こうと思います。
全体的な感想
まず全体的な感想は、まずはやっぱり「全部読んだどーーー!」っていう達成感がデカイですね。
本棚に並べてありますが、英語で書かれた本をこんなに読んだんだなあと感慨深いものがあります。
Stage 5などは文字数も少なく、簡単な文法や単語で書かれているので、確かに読みやすかったです。
そうやって英語を読むことに慣れながら、徐々にレベルを上げて進めていけるので、このやり方はよかったと思います。
しかし、正直これだけで洋書が読めるようになるとは思いません。
でも、今後どうしていけばよいかを見つけることはできました。
後半で説明します。
映像のような感覚
ORTを読み進めていくうちに、登場人物にもどんどん親しみが出てきて、好きなキャラクターなどもでき、楽しく読み進めることができました。
ほとんど1話完結なので、たくさんのストーリーがあり、その中でも自分が好きな話や、あんまり興味が持てない話などもありました。
僕は、追いつ追われつの、ハラハラドキドキものが好きでした。
気がつくとどんどんページをめくっていた、なんてこともありました。
その時は英文を読んでいるという感じではなく、映画のような映像を見ているような感覚でした。
逆にあんまり面白くない話は頭の中で映像化しにくかった気がします。
そういう意味で、興味がある簡単な本をたくさん読む「多読」がオススメされている理由がわかったような気がしました。
だけど・・・
いくら読みやすいとは言え、学生時代にほとんど勉強しなかった僕には、やっぱりわからない単語や、なんて書いてあるのかわからないところもポツポツありました。
以前にも英語にチャレンジしたことがあり、その時にシス単という単語帳をやっっていたことが役に立ちました。
「あ、これシス単に乗ってた単語だ!」
なんてのもたくさんありました。
やっぱり基本は大事
なので本当にゼロからの人は、簡単な単語帳でも一冊やっておいた方がいいと思います。
それと、やっぱり中学レベルの文法もした方がいいと感じました。
いくら多読をすると英文が読めるようになるとは言え、わからない英文を読んでも無意味で、まったく楽しくないので続かないです。
そんな勉強したくないから多読で読めるようになりたいんだ!
と思う人もいるかもしれません。
しかし、最低限中学ベルの文法と単語は押さえておくと、これから先も読みやすさが断然変わってくるので、楽しく続けることができると思います。
まあ、これは人それぞれの考え方なんで、必要だと思った時にやればいいと思います。
これからは
僕はORTの多読をして、「なるほど。やはり中学レベルの学習が必要だな」と実感したので、急がば回れで、まずはそこをマスターしようかと思います。
ということで、中学1年のドリルをしてみたところ、さすがにこのレベルはほとんど正解できたので(イージーミスは何個かあったが・・・)、まずは中学2年からやっていくことにしました。
「やさしく、たくさん」という本があります。
この本では、NHKラジオ講座と教科書ガイドをオススメされていたのですが、ラジオ講座はもう半年以上過ぎてしまっているので、教科書ガイドから始めてみます。
実はすでに少し進めてるんですが、これが思いのほか楽しいんです。
一般の参考書などは、ただ例文だけで文法を学んでいくみたいなところがありますが、教科書ガイドでは、つながりのあるストーリーの中で学べるので楽しいです。
日本語訳や文法解説もあるので、すごくやりやすくオススメです。
本当に中学生に返ったかのように、素直に学んでいきたいと思います。
そして、どんどん読んでいきたい。
まずは簡単なものから。
ああ楽しみだ。