戸塚珈琲店

エスプレッソな話題をお届けします。

2018-02-09から1日間の記事一覧

宮本輝の『螢川・泥の河』は、甘酸っぱく、どこか懐かしい気持ちがした

宮本輝の『螢川・泥の河』という小説を読んだ。 この小説はタイトルの通り『螢川』と『泥の河』の二編が収められている。 まずは『泥の河』から。 この話は、昭和の戦後間もない頃、大阪に住む少年「信雄」と、船に住む姉弟「銀子」と「喜一」の、夏の短い間…