ジャケ買いだけど、買ってよかった!そんな経験ありませんか?
先日の富山マラソンは、あいにくの雨の中、沿道の応援がすごくチカラになりました!
しかし結果は・・・惨敗。
18㎞あたりから足を痛めて失速。そこからは走ったり歩いたりで、なんとか完走はできたけど・・・
悔しいです!!
「次は絶対サブ4(4時間を切ること)を達成する!!」
そこで、次回のマラソンに向けてしっかり練習しようと、こんな本を買った。
「1日10分も走れなかった私がフルマラソンで3時間を切るためにしたこと」
そうですよ。
ジャケ買いですけど何か?
マラソンのトレーニング本はたくさんあるんで、好みの問題です。
この本の著者である、鈴木莉紗さんは、陸上経験がなく、運動部にも所属したこともない。そんな彼女が、大手都市銀行の受付嬢をしていた25歳の時、山登りの体力づくりのためにランニングを始めたそうです。
そして、3ヶ月ほど練習をするうちに、自分の力を試したくなり、5㎞の大会に出場し、記録は23分で6位入賞。
速っ!!
半年ほど後、知識もなく、まともな練習もせずに出た初マラソンは散々な結果だったらしく、記録は3時間43分55秒。
いやっ!速すぎやろ!!
なんか嫌味に聞こえてきた・・・。
その後は仲間の練習を見よう見まねで一生懸命練習をし、3時間11分14秒までタイムを縮めた。
3時間を切るためには自己流じゃ無理だと思い、本書の監修をされている平塚 潤さんに師事し、見事に2時間56分36秒というタイムを出したようです。
スピード練習と距離走のセット練習のススメ
では、どのような練習をすれば早く走れるようになるのか。
まずマラソンと聞いて、必要だと思うのは、「持久力(スタミナ)」です。
しかし、速くなるためには持久力だけではなく、「スピード」「一定のペースを長時間維持するためのスピード持久力」の3つが必要です。
これをバランスよく高めていかなければいけません。
この3つを効率的に伸ばすには、
「スピード練習」と「距離走」をセットで練習する。
すると相乗効果が期待できる。
具体的には、週1回のインターバル走
(例えば、1000m×5本をレースペースより早いスピードで行う。1000mを1本走ったら、200mをゆっくりジョグを繰り返す)
を行い、翌日か翌々日に距離走(25㎞〜30㎞)を行う。
どれだけ距離を走ったかは必要ない?
よく月間走行距離や累積走行距離などの話題を聞きますが、本書では、
走る距離にこだわりすぎない
と提言しています。
その理由は、
「距離を踏むことは大事だが、そこばかりに気を取られてしまうと、遅いペースでダラダラと距離稼ぎのジョグをしてしまい、フォームが崩れる原因となるから」
とのこと。
しっかり目的を持ったメリハリのある練習こそが、超効率的トレーニングのポイントだそうです。
その他、フォームのことや、練習の仕方、年間・月間・週間スケジュールの考え方などが詳しく書かれているので、興味のある方は一読の価値ありです!
(随所に鈴木莉紗さんの写真が載っていて見応えありです。)
本書は、サブ3、サブ3.5を目指す中級者以上向けで書かれていますが、自分の目標や実力に応じて応用することができます。
「しっかり目的を持って効率的に練習をし、次回は必ずサブ4を達成する!!」
と、モチベーションはMAXですが、まずは足の痛みを治してから・・・
「1日10分も走れなかった私がフルマラソンで3時間を切るためにしたこと」
ぜひ、読んでみてください!