何かをなすのに、近道なんてない。
以前にも何回か言ってますが、僕は、学生時代ほとんど勉強しなかった。
その反動というか、いい歳してなにも知らないのはまずいと思い、
「どうすれば頭が良くなるのか?」
「効率のいい方法はないのか?」
を求めて、いろいろな本を読んでみた。
そんな暇あるなら勉強しろよ!ってツッコミが聞こえますが・・・
そこで手にした一つに、林 望の「知性の磨きかた」という本がある。
内容紹介
自分の足で歩き、自分の目で見、自分の頭を使って、主体的に外の世界と関わっていけること。そしてそのための正しい方法=ものの見方を身につけていること。そんな「本当の知性」を磨くには一体どうすればよいのか?
多芸多才で知られるリンボウ先生こと林望氏が、学問の愉しみ・読書の幸福・創造的遊びの三つの側面から、その知的生活の全ノウハウを語り尽くす。楽しく読めて。役に立つ、三日間集中講義。
まさに僕が教えて欲しいことばかりです。
その中でも、僕が印象に残ったことを紹介します。
まず絶対に一つのことに邁進する。しかも、十年間一つのことをじっくりと修業して、揺るぎない方法を身につける。それによって将来、どういうふうにでも応用がきく。
あれこれ手を出さないで、一つのことに邁進する。僕は根気がないので、つい飽きて色々手をつけて、結局収集がつかなくなるので、肝に命じたい。
要領よく集中してやることも大事だが、大切なのは、一年でも一日でも早く「これ!」ということに一念発起する。
これは最初に書いた、「効率のいい方法はないのか?」と、そんなこと考えてないで、早くやれ!とリンボウ先生にツッコまれました^^;
もし手近な書棚にでも読んだ本が置いてあれば、何かのときにすぐみることができる。いちいち読み返さないまでも、置いてある書物の姿を毎日のように見かける。背表紙のタイトルの存在が、それだけで、その本を読んだ記憶を常にリマインドしてくれる。
目から鱗!読み返すのが面倒くさくても、本棚の背表紙を見て、この本はどんなんだったかなーと思い返せばいい。これはすぐにできる。
もし図書館で借りてこの本はよかったなーと思ったら、必ず買う。買って置いておくことで、自分の記憶が常に新しくなる。
これは前のやつとセットですね。いい本は買って読み返す。読み返さないまでも目に入れれば記憶が蘇る。なるほど。
読書をしたからといって人間的に偉くなるわけじゃない。その人に対して何か力を与えるのが読書なんだろうと思う。生きていく力や慰めや。
僕のように思っている人の参考になればと思います。
「知性の磨きかた」林 望
ぜひ、読んで見てください。