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英語多読で洋書が読めるようになるか!

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海外文学の本を読んでいて、翻訳によって少し読みにくさを感じることがある。

文章にはリズムやテンポがあり、そういったところに作家の個性が出ると思う。

翻訳者もできるだけ原書に近い表現ができるように苦心するんでしょう。

でも、やはりリアルな表現とは少し違ったものになる。仕方のないことです。

 

「もし原書で読めたら、いったいどう感じるんだろう」

 

そう思ったことはないですか?

 

でも英語なんて読めないし、びっしりと英語で書かれているのを見るだけでゾッとする。

 

僕もそう思います。

 

でも読みたい。

会話はできなくていいから、とにかく読めるようになりたい。

 

そこで始めることにしました。

 

英語多読

 

  

過去の挫折

はじめに言っておきますが、僕は学生時代、まったくといっていいほど勉強をしたことがありません。高校受験も、名前を書けば受かるような高校に行きました。

高校卒業後も、願書を出せば受かるような専門学校に行きました。

そんな僕が「英語で読書をしたい!」という無謀な夢を抱いてしまったのです。

困った困った。

 

そして数年前、英語を読めるようになるには「簡単な英語で書かれている本を読みまくる」という方法を知り、試してみました。

その時は、本当に簡単なものなら確かになんとなく読めているような感覚になりました。しかし、少しレベルを上げると、文章も長くなり、知らない単語が多くなってきて「あーやっぱりバカな自分には無理だ」と思い、数ヶ月でやらなくなってしまいました。

 

だけど、やっぱり読めるようになりたい。

おそらく基礎が無さすぎるんだ。

 

そこで今度は「しっかりと参考書を使って勉強しよう!」と、英単語や文法書、英文解釈の本をやってみました。

しかし、学生時代にまったく勉強をしていないので勉強の仕方がわかりません。

勉強ができる友達に聞いたら「とにかく一冊を何回も何回もやればできるようになる」と言われ、やってみるのですが、どうも続きません。

 

もういい歳だし、いまさら英語を読めるようになってもしょうがないかな、と諦めようとしていたところ、本屋さんで「ある本」に出会いました。

 

イギリスの「国語」の教科書で多読する

それは『イギリスの小学校教科書で楽しく英語を学ぶ』という本です。

この本によると、イギリスの小学校の80パーセント以上でOxford Reading Treeという本が使用されているようです。

Oxford Reading Treeは、語彙、文法、1文の長さ、全体の文の量が非常に細かくレベル分けされているので、自分のレベルに合わせて無理なく段階的に英語を学ぶことができるようです。

Oxford Reading Treeが「多読」に適している理由

  1. 基本的な単語・表現の使用率が高く、同じ単語や表現が何度も出てくるので、語彙や文法が理解しやすい。
  2. 少ない語数の場合、一語一語の意味やつづりをより注意して読むので、意味やつづりを記憶しやすい。
  3. 英語だけでの理解度が高くなり、知らない言葉や表現が出てきても、残りの部分から高い確率で推測できる。

引用:『イギリスの小学校教科書で楽しく英語を学ぶ』より 

難しい英字新聞やペーパーバックを、辞書を引きながら無理に読むよりも、Oxford Reading Treeのように直読・直解できるやさしい本をたくさん読むほうが、英語力が確実につき、英語を読むためのコツが感覚的に身につくようになるようです。

 

Oxford Reading Treeとは

Oxford Reading Tree(以下、ORTと略)は、先にも述べましたが、イギリスで最も多くの小学校で採用されている国語(=英語)の教科書です。

ORTは、まったく文字のない絵本を含むStage 1から、小学校6年生向けの1冊5000語を超えるStage 16まで、フィクション・ノンフィクションを合わせて800冊以上からなる膨大な教科書シリーズです。

難易度がちょっとずつ高くなるので、英語初級者でも無理なく、英語を英語のまま理解できるようになり、現地の「本物の英語」で書かれているので、より自然で簡単な表現を気軽に学ぶことができるようです。

 

現在の自分の英語力は…

僕の現在の英語力は、英検やTOEICを受けていないので正確なことはわかりませんが、今までやった教材でいうと、

システム英単語Basic』

以前多読をやったときに自分の単語力の無さを思い知ったので、この単語帳だけは覚えました。

 

『大岩のいちばんはじめの英文法(超基礎文法編)』

これは一応3周ぐらいは読んだんですが、理解できているかは微妙です。

 

『英文読解入門 基本はここだ!』

これも3周ほどは読みましたが、理解できている気がしません。

 

以上です・・・

まったくやってないよりはいいかなって程度ですかね。

おそらく中学3年程度の英語力はついているのではないでしょうか。

あの頃はいろいろな参考書に手をつけては中途半端で投げ出し迷走していましたが、決して無駄ではなかった。

 

と思いたい。

 

どのレベルから始めればいいか

『イギリスの小学校教科書で楽しく英語を学ぶ』には、ORTのStage 1からStage 7までの8冊分の本が朗読CD付きで収録されています。

その中でも、Stage 6とStage 7がどのように読めたかによって、これからのスタート地点を診断できます。

僕の場合は、ところどころ怪しいところはありましたが、一応はStage 7の「The Motorway」まではそこそこスラスラ読めたと思います。

なので少しやさしめからたくさん読むのがいいとのことなので、Stage 5から始めたらいいようです。

そしてStage 5から始めてStage 9までスラスラ読めるようになれば、かなり多くの洋書がすでに読めるようになっているらしい。ほんまかいな…

 

どれだけ読めばいいのか

実際どのくらい読めばいいのか。

『イギリスの小学校教科書で楽しく英語を学ぶ』によると、中学3年程度の語彙・文法が身についている方の場合、一般的の英語多読の効果は、

  1. 多読語数15万語前後で、1冊5000語程度の洋書をゆっくりと読めるようになる。
  2. 30万語前後で、英語を英語のまま理解できるようになり、読書速度が上がる。
  3. 150万語前後で、1冊6万語を超える児童書ややさしい小説が読めるようになる。
  4. 300万語前後で、英語の仕組み(文法)や基本語彙4000〜6000語がわかるようになり、大人向けのペーパーバックが楽に読めるようになる。

とのことです。先は長そうですね。

でも、ただ物語を楽しみながら多読するだけで読めるようになるなら、こんないいことはないでしょう。

 

本当に読めるようになるのか

ORTを楽しんで読んでいくだけで、本当に英語が読めるようになるのか?

そんなうまい話があるんだろうか?

それは「食べたいものを我慢せずに痩せるサプリ」のような胡散臭いものと同じではないのか?

 

そう疑い出したらキリがありません。もうこれが最後のチャンスです。

 

やってやろうじゃあーりませんか!

 

 

最後に

この方法は、お金と時間がかなり必要になると思います。

僕はアラフォーの大人ですので、お金も時間も多少あります。

Oxford Reading Treeシリーズを大人買いしても、たかが知れてます。

もうすでにポチッとしました。

 

あとは実践あるのみ!

 

半信半疑で悩み中の方は、僕が試しているのを参考にしていただけたらと思います。

経過は随時アップします。

ご期待ください。