新語・流行語大賞ノミネートを祝し「将棋界の名言」をまとめてみた。
二日続けて将棋の話で恐縮ですが、新語・流行語大賞のノミネートが発表されました。
その中に、何と将棋界から「藤井フィーバー」と「ひふみん」の2語がノミネートされてるではないですか!
過去に将棋関連の言葉がノミネートされたことがあったのか調べてみましたが、僕の調べた限りではありませんでした。
「羽生」これなんと読む?
ひと昔前だと、羽生といえば「ハブ」でした。しかし、今では「ハニュウ」と読む人の方が多いでしょう。ただ、やっぱり将棋界で一番有名なのが、七冠を達成した天才・羽生善治ではないでしょうか。
しかし、それも今では「ひふみん」こと、加藤一二三さんのほうが知っている人が多くなっている。そんなことは考えもしなかったです。
将棋界の名言
そんなおめでたいニュースにあやかって、今日は将棋界の名言を紹介します。
実生活でも応用できる、役に立つ言葉も多いので参考にしてみてください。
羽生善治
相手のことを知るよりも、自分自身が強くなればそれで済む世界だし、それを目指した方が本筋というか、王道という気がする。
「棋士の名言」より
プレッシャーを克服するには、経験が大きく役に立つ。机上の勉強や練習では養えない。実戦の中で色々な局面にぶつかり、乗り越えることでしか身につかないことだ。
「棋士の名言」より
反省はするが、後悔はしない。
「大局観」より
定跡を生かすにも、情報におぼれるのではなく、まず、”自分の頭で考える”ことが先決だと思っている。
「決断力」より
直感力は、それまでにいろいろ経験し、培ってきたことが脳の無意識の領域に詰まっており、それが浮かび上がってくるものだ。
「決断力」より
「あきらめてはいけない」というのは簡単だが、かならずしもあきらめないことがいいわけではない。時には潔くあきらめることも必要だ。
「直感力」より
谷川浩司
「一番好きなことは仕事にしてはいけない」という見方もある。だが、二番目に好きなことでは、トップにはなれない。
「棋士の名言」より
ただ時間を費やして考えているだけでは意味がないのだ。何を何のためにどう方向づけて考えるのか。思考とは結果を導き出さなければ、ただの時間の無駄遣いでしかない。
「棋士の名言」より
悪いときほどしっかりと自分と向き合うことが大切だと思う。自信はそうすることによって生まれるのではないか。
「構想力」より
勝ち負けは終わった時点ですでに結果であり、それを変えることもできない。勝っても、それで自信過剰になり、努力を怠れば勝ったことがマイナスになる。負けたとしても、その敗因を冷静に判断し、次につなげるべく努力していけば負けたことがプラスになる。
「集中力」より
先のことを考えると「うまくいかないのでは」と悲観的に考えたり、迷うことになる。そんな時には、とにかく「踏み込んでみよう」と考えることが大切だ。決断しなければならない時に優柔不断になっては、大きなチャンスも逃げてしまうだろう。
「集中力」より
大山康晴
良い手を指そうとするよりは、悪い手を指さないようにする。
「棋士の名言」より
升田幸三
人の世話ができるというのは、幸福なひとだと思う。
「勝負」より
人生は将棋に似ている。
どちらも”読み”の深いひとが勝機をつかむ。
「勝負」より
米長邦雄
尊大な男は嫌がられますが、謙虚さがあって、なおかつ堂々としている男は大いにモテるのです。
「棋士の名言」より
森内俊之
他人と競うのではなく、昨日の自分を超えることができれば、それは一つの達成だと思う。
「覆す力」より
渡辺 明
どんなに後悔しても、過ぎ去った時間は元には戻らない。だとすれば、後悔は時間の無駄でしかない。
「勝負心」より
失敗したとき、他人任せでは後悔してしまう。しかし、自分で決めたことであれば、あきらめるしかない。そういう経験を積み重ねることで初めて判断力や見識が身についてくるというものだ。
「勝負心」より
大崎善生
くよくよ悩んでいても何も解決しない。こんなときこそ何でも自分の都合のいいように、自分勝手に考えるしかない。
「将棋の子」より
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こうしてみると、やはり勝負の世界なので、前向きな言葉が多いですね。
今回この記事を書くにあたって、羽生善治さんの本をパラパラと見ていたら、それだけで新しい記事がかけそうです。いつかご紹介しますね。
それでは!