『シンドラーのリスト』はマストだ!
この映画はかなり評判がいいので見たいなーと思っていたが、近くのレンタルショップにはなぜか置いていなく見れていなかった。
毎回行くたびに探した。
ヒューマン、ドラマ、実話の棚、もしかしたらSFの棚に紛れてるかもと、並んでる背表紙を穴が空くほどひとつひとつ探した。
だけど見つからなかった。
まだまだ探す気ですか。
フフッフー♪
ある時、何か面白そうな映画はないかと「店員おすすめ映画」のコーナーを何気なく眺めていると、探してたそれはあった。フツーにあった。
そこかーーい!!!
さて、本題に入ろう。
この映画は、第二次世界大戦中にナチスドイツ軍によって行われた「ホロコースト」と呼ばれる、ユダヤ人大虐殺の時の実話だ。
それはあまりにも悲惨で、ユダヤ人だということだけで乱暴に扱われ、ユダヤ人だとわかるように印をつけられ、罵倒され、物を投げつけられ、虫でも殺すかのように殺された。あまりにも簡単に。
彼らは収容所に入れられ、奴隷のように働かされ、少しでも意見を言ったり、足を引っ張ると殺された。あまりにも簡単に。
そして、他の地域で捕虜になったユダヤ人を収容しなければいけなくなり、スペースを確保するために殺された。あまりにも簡単に。
ナチスドイツ軍の収容所所長にバルコニーから遊び半分で射的の的のように狙撃され、殺された。あまりにも簡単に。
あまりにも簡単に。
戦時中という異常状態ではあるが、それはあまりにも酷すぎる。見ていてつらくなった。
しかしこれは見なければいけない。
本当に過去にこういうことがあったということを知るために。
教科書などの文字で読むだけでなく、映像で視覚的に理解するために。
そして、二度とこのような悲惨なことは繰り返してはいけないと、心の底から思うために。
※
やっとここで少し内容に触れたいと思う。
ドイツの実業家でナチス党員の、オスカー・シンドラーという男が、金儲けのために軍需物資を作る工場をつくり、賃金の安いユダヤ人労働者を雇っていた。
やがて、日々繰り返されるナチスによるユダヤ人に対する迫害を目の当たりするうちに、シンドラーの中で変化が起きてくる。
そして、シンドラーは彼らを救い出そうとリストを作り、奔走する。
どんな手を使ってでも。たとえ儲けた金が底をつきそうになっても。
シンドラーは単に「正義の味方」と言うわけではない。ここが面白いところだ。
金儲けのためなら何でもしたし、賄賂やギャンブル、女遊びなども好きだった。
しかし、そんなシンドラーでもナチスによる残虐行為は受け入れられないところがあったのだろう。
監督はスティーブン・スピルバーグ。
この映画は全編モノクロで作られている。
これはヒッチコックの『サイコ』と同じ手法なのだろうか。
途中、ある少女の赤い服だけがカラーで描かれている。
それはとても短いが、印象的なシーンだ。
その少女はどうなったのか。
その赤い服の少女を通して、収容所でのユダヤ人の運命が描かれているようである。
※
以上、ただただ思いつくままに書いたので、読みにくいところがあったかも知れません。
しかし自分の感じた想いは詰め込めたと思います。
この映画は長いです。
特典映像には、実際にシドラーによって救われた人たちのインタビューが収録されているので、これも見るべきです。
本編と特典映像も合わせると、かなり長いです。
時間があるときにでも、ぜひ見てください。
そして考えてください。
二度と同じ過ちを繰り返さないために、自分たちには何ができるのかと。