数年ぶりに感動の再会!「アドラー心理学入門」岸見一郎
昨今、アドラー心理学が注目されています。僕もずいぶん前にアドラー心理学の本を読んでいて、その時にメモしたものを発見したので紹介します。
第1章は、アドラーの生い立ちなので特に必要はなかった。
他の章は幸福な生き方や、対人関係、子供の教育法などのヒントが満載です。
その中でも印象に残ったことを紹介します。
注目を引こうとして言うことを聞かなかったり、やんちゃをする子供の対処法は、罰しない。不適切な行動には注目せず、適切な行動に注目する。
どちらが正しいかと権力争いをし、大人が勝つと子供は非行に走るなどの復習を始めたり、期待しないでと無能力をアピールしたりする。
褒めると言うのは、上から下へと相手を判断し評価する言葉だから、下に置かれた人は愉快ではない。
普通であることを受け入れられない人は、自分は特別で優秀でなければならないと思っている。普通であることの勇気を持つ。
当たり前だと思って見逃しがちな行為に「ありがとう」や「うれしい」とか「助かった」と気持ちを伝えることが勇気づけになる。
黙って見守り、必要な時に手助けする。
親が子供を叩いたりすると、問題を解決するには力によるしかないと思ってしまうのでダメ。
言葉で解決できないのは、相手を劣ったものとみて、話してもわからないと思い込んでいるから。
子供と大人は同じではないけど、対等である。
わかっているが出来ないというとき、実は、出来ないのではなく、したくない。
他の人からどう思われているかを気にすると、不自由な生き方を強いられる。
失敗を恐れない。
私は他人の期待を満たすために生きているのではない。
他の人は自分の期待を満たすために生きているのではない。
自由であることは、それに伴う責任も引き受ける。
問題はすぐに解決することはなくても、深刻になることはない。
自分がこの人生の主人公であることを知ったとき、人は自分が動くしかないことを学ぶ。
以上、今回改めてメモを読み返し、なんとも心に突き刺さる言葉ばかりなのかと再認識しました。なんでメモを放置していたのかと悔やまれます。
この手の本は、読んだ時はすごく納得し、わかった気がししてしまう。しかし、他の本を次々と読んでいくうちに、どんどん忘れてしまいす。
忘れないようにメモをするが、また見返そうと思ってもその時はなかなか訪れない。
今回ブログを始めたことで、またこの言葉たちに再会できてよかったです。
岸見一郎「アドラー心理学入門」
ぜひ、読んでみてください。