田舎もんはつらいよ。
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昨日は大阪時代の話をしました。
なので、今日は初めて一人で大阪に行った時の話をします。
高校を卒業後、専門学校に通うために大阪に住むことになりました。
初めて親元を離れての一人暮らしです。
それまでには、修学旅行や買い物などで何度か来たことがありました。
でもその時は一人ではなかったので、ただ都会だなあとしか記憶がありません。
そして、ついにたった一人での大阪行。
期待と不安が入り混じる中、特急サンダーバードに乗り込んだ。
約3時間弱で大阪駅に到着した。
JR大阪駅から阪神電車に乗り換えて「千船駅」まで行かなければいけないが、どこへ行けばいいかわからない。
大きな荷物を持ってキョロキョロしていたので、さぞ田舎もん丸出しだったことでしょう。
駅員さんに聞いてどうにかわかったが、乗り場へ行くまでに、とにかく人が多い。
四方八方から人がうじゃうじゃ歩いてくる。
まっすぐに進めない。
おじさんにぶつかりそうになり、
「あんちゃん大丈夫かー?」と心配される始末。
早速大阪の洗礼を受けた。
なんとか目的地まで辿り着き、歩いて下宿先まで向かう。
そこはそんなに人が多くなくて安心した。
部屋に着くなり、人疲れでめまいと頭痛に襲われた。
一人でとても心細かったので友達に電話をしたら、少し元気を取り戻した。
★
今はもうどこへでも一人で行けるようになってしまったので、あの頃のワクワクやドキドキが無くなってしまいました。
大人になるとは、少し寂しいことでもありますね。
いつまでもトキメキを感じる心を持っていたい。