この年末は、大掃除のついでに「脳の棚卸し」をしよう。
頭の中だけで考え事をしていると、思考があっちこっちに飛んで、
「えーと、何を考えていたんだっけ?」
となることがしばしばあります。
そうすると、また同じ事を最初から考えなければいけなくなります。
そしてその思考もまたどんどん飛び、永遠ループに陥ります。
では、そういつときはどうすればいいか?
それは、「紙に書き出す」ことです。
赤羽雄二さんの著書『ゼロ秒思考』にこう書いてあります。
この本では、とにかく頭に浮かんだことを即座に紙に書きまくることで、どんどん早く考えが整理できるようになると書いています。
具体的な方法は、「メモ書き」は1つのテーマを、A4の紙に1分以内に書く。それを毎日10ページ書く。
3週間から1ヶ月続けると、頭にどんどん言葉が浮かぶようになる。
さらに数ヶ月続けると瞬間的に全体像が見えるようになり、ものによっては瞬間的に問題点が見え、課題が整理でき、答えが見えてくると言います。
人に見せるわけではないので、恥ずかしいことでも、嫌いな人(もの)でもボカさず正直に、そのまま書くことが大事です。
頭に浮かんだことを書き出すと、何よりも頭がすっきりします。
すべて具体的に書き出すことで、モヤモヤがほとんどなくなる。そうすると、今心配しても仕方がないことや、なんとなく気になっていることが整理され、本当に大事なことだけが見えてくる。
自分が何を悩んでいるのかをはっきりさせることで、悩みも大幅に減るようになります。
僕もたまに、頭の中がぐちゃぐちゃに散らかっている気がして気持ちが悪いときがあります。
そのときは「ゼロ秒思考」まではしませんが、とにかく頭に浮かぶことを箇条書きで全部紙に書き出します。
すると頭の中がクリアになって、すごく軽くなります。
この年末に「脳の棚卸し」を試してみてはいかがでしょうか。
参考文献:『ゼロ秒思考』赤羽雄二