待つことが苦手になった現代人の話
僕は今、連絡を待っている。
誰からかというと、先日出会った女性からだ。
連絡先を交換し、翌日に食事の誘いのLINEを送った。
それから丸一日が経過しようとしている。
なんて忙しい子なんだろう。年末だからかな。
そんな折、思い出した話がある。
いつだったかラジオで聞いた話だ。
★
待つという行為には「喜怒哀楽」が全て含まれているという。
例えば、恋人とデートの待ち合わせをしているとする。
あなたは先に待ち合わせ場所に着きました。
最初は相手が10分ぐらいは遅れてきても、あなたは会える喜びでいっぱいです。
しかし、20分が経過しても現れません。
あなたはだんだん怒ってきます。
40分が経過しました。
もしかして来ないのじゃないか。
あなたは哀しくなってきます。
1時間が経過。
やっと相手が来ました。
駆け足で、息を切らせてやって来ました。
あなたは腹を立てていますが、無事に来てくれたことに嬉しく(楽)なりました。
★★
この話は現代にはピンと来ない人もいると思います。
なぜなら、今は携帯電話があるので、遅れるときはすぐ連絡できてしまいます。
相手が遅れるのなら自分もゆっくり準備したり、どのくらい遅れるかで、空いた時間に買い物をするなどと対応できます。
便利になった反面、人間の感情が少し薄くなってしまった気がします。
一度、待ち合わせにスマホを持たずに行ってみてはいかがでしょう。
不安で不安で仕方がないでしょうね。
おそらく20分も待てないのではないでしょうか。
★★★
そうこうしているうちに連絡が来るかなーと思ったんですが、まだ来ません。
もう仕事は終わっているはずなんですが、残業ですかね。
僕は携帯の進化とともに成長してきた現代人です。
やっぱり待つのが苦手になってます・・・。
でも、返事が来たらすごく嬉しいんでしょうね。
もう少し待つとしましょうか。
このブログは夜に書いて予約投稿しています。
投稿される朝には返事が来てるのを期待して、眠りにつきます。