ランニングは正しいフォームなど気にしなくてもいい??
これからランニングを始める人や、すでにランニングをしている人も気になることがあります
それは、「正しいフォームで走りたい」ということじゃないでしょうか。
自分流のフォームで走った結果、変な走り方で、怪我しやすいフォームだったら嫌ですもんね。
しかし、シドニーオリンピック金メダリストの高橋尚子さんを指導した小出義雄監督が、著書『マラソンの強化書』でこんなことを言っています。
正しいフォームは気にしなくていいですよ。
な、なんですとー???
その理由は、「人によって骨格も違うし、筋肉の質や強さも異なるから」とのことです。
僕は陸上部だったので、フォームについては問題ないと思っていますし、走る機会があると、よく人に「走り方キレイやなー」って言われてきました。
それが、前回マラソンに出場し膝を痛めました。その原因はもしかして走り方が悪いからなんじゃないかと思い、最近は正しいフォームを意識するようになりました。
するとどんどん気になりだして走り方がわからなくなり、昔のフォームを忘れてしまいました。
そんな時にこの「正しいフォームは気にしなくていい」という言葉を聞いて、気が楽になりました。
この本にによると、「正しいフォームというのは練習を重ねて速く走れるようになると、自然と走りやすい形に変わっていく」と書かれています。
色々と気にしすぎず、自分が走りやすいように走るのが一番だということです。
しかしそうは言っても、あまりにも個性的すぎて怪我しやすいフォームだと困りますよね。その時は「背筋を伸ばす」のがいいようです。
具体的には、
頭のてっぺんから出ている糸が、天に向かってピンと引っ張られているイメージを持つと、重心が安定します。さらに少しお腹を前に出すようにすると、まっすぐな姿勢になります。
引用:『マラソンの強化書』
注意することは、常に糸のことを考えすぎて逆に走りづらくならないように、フォームが崩れたなと感じた時だけ意識して修正すればいいということ。
そして、あまりに背筋を伸ばしすぎて反り返ってしまわないようにすることが大切です。
走っている時はあまりフォームに神経質にならず、しっかり前を向いて走れば大丈夫だということです。
参考文献:『小出義雄のマラソンの強化書』